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東京タワー水族館は今どうなった?

東京タワー水族館は今どうなった?

東京タワーに水族館があったことをご存知でしょうか。かつて東京のシンボルである東京タワーの1階には、世界中の珍しい魚たちが泳ぐ水族館が存在していました。しかし現在、東京タワー水族館を訪れようと検索している方は、残念ながらすでに閉館していることを知らないケースも多いかもしれません。

この記事では、東京タワー水族館がなぜ閉館したのか、40年にわたる歴史とその魅力、そして閉館後に生き物たちがどうなったのかを詳しくお伝えします。さらに、現在の東京タワー周辺で楽しめる観光スポットや、代わりに訪れたい東京の水族館についてもご紹介します。東京タワー水族館の記憶を振り返りながら、今後の観光計画にお役立ていただければ幸いです。

東京タワー水族館は2018年9月30日に閉館しました

東京タワー水族館は2018年9月30日に閉館しました

結論からお伝えしますと、東京タワー水族館は2018年9月30日をもって閉館しています。1978年4月の開館から数えて、ちょうど40年の歴史に幕を下ろしました。現在は東京タワーを訪れても、かつての水族館の姿を見ることはできません。

東京タワー水族館は、世界中から集められた約900種類、5万匹もの観賞魚を展示する専門的な施設でした。イルカショーやペンギンのパフォーマンスといった派手な演出はありませんでしたが、生息地別に分類された魚たちを静かに観察できる、知る人ぞ知る穴場的な存在として親しまれていました。

閉館を惜しむ声は今でも多く聞かれます。東京タワー観光の際に立ち寄った思い出を持つ方や、子供の頃に家族で訪れた記憶がある方にとって、東京タワー水族館は特別な場所だったのです。

東京タワー水族館が閉館した理由とその背景

来場者数の減少と東京スカイツリーの影響

東京タワー水族館が閉館に至った最大の理由は、来場者数の大幅な減少と経営難です。この背景には、2012年に開業した東京スカイツリーの存在が大きく影響しています。

東京スカイツリーが誕生する以前、東京タワーの年間入場者数は300万人を超えていました。しかし、スカイツリー開業後は約240万人にまで減少し、その後も低迷が続きました。東京のランドマークとしての地位が揺らいだことで、東京タワー内のテナントである水族館にも深刻な影響が及んだのです。

東京タワー水族館の年間来館者数は約30万人でしたが、東京タワー全体の集客力低下に伴い、水族館単体での経営維持が困難な状況に陥っていきました。

賃料未払いと法的措置

経営難は具体的な数字にも表れていました。東京タワー水族館が東京タワーを運営する日本電波塔に支払う月間賃料は約370万円から376万円でした。しかし、水族館側は2017年11月分から賃料の支払いを滞納し始めました。

未払い賃料は積み重なり、最終的には2,100万円以上にまで達しました。日本電波塔は建物の明け渡しと賃料の支払いを求めて訴訟を起こしましたが、2018年8月下旬に両者の間で和解が成立しました。和解の内容は、9月末での営業終了と未払い賃料の完済というものでした。

施設の立地条件と構造的な課題

東京タワー水族館には、施設としての構造的な課題もありました。水族館は東京タワー内の通路の片隅に位置しており、入口が控えめで見つけにくいという問題を抱えていました。

館内の広さは約250坪で、小さな水槽を並べた総延長は約500メートルに及びました。しかし、この細長い構造は必ずしも来館者にとって分かりやすいものではありませんでした。東京タワーを訪れた観光客が水族館の存在に気づかないまま帰ってしまうケースも少なくなかったと言われています。

東京タワー水族館の40年の歴史と特徴

1978年の開館から始まった歴史

東京タワー水族館は1978年4月に開館しました。東京タワー自体は1958年に完成していますので、タワーの歴史の中でも後半20年間、水族館は重要なテナントとして存在していたことになります。

開館当初から、東京タワー水族館は他の大型水族館とは一線を画す存在でした。イルカやアシカ、ペンギンといった海獣を展示するのではなく、世界中の観賞魚に特化した専門的な展示スタイルを貫いていました。

世界中の魚を生息地別に展示

東京タワー水族館の最大の特徴は、約900種類、5万匹という膨大な数の観賞魚を生息地別に分類して展示していたことです。アジア、アフリカ、南米、オーストラリア、北米など、世界各地の魚たちが地域ごとにまとめられていました。

展示されていた魚の種類は多岐にわたりました。

  • アロワナやピラニアといった大型の淡水魚
  • 色鮮やかな熱帯魚の数々
  • 日本の淡水魚や金魚、錦鯉
  • 珍しい海水魚のコレクション

各コーナーでは異なるBGMが流れ、音楽とともに地域ごとの魚の違いを楽しむことができました。この演出は他の水族館にはない独自のものであり、訪れた人々の記憶に深く刻まれています。

手頃な入館料とアクセスの良さ

東京タワー水族館の入館料は非常にリーズナブルでした。

  • 大人(高校生以上):1,080円
  • 子供(中学生以下):600円

この価格設定は、大型水族館と比較すると手頃であり、気軽に立ち寄れる観光スポットとしての魅力がありました。

アクセス面でも優れていました。最寄り駅からの所要時間は以下の通りです。

  • 神谷町駅から徒歩約6分
  • 御成門駅から徒歩約6分
  • 浜松町駅から徒歩約15分
  • 赤羽橋駅からも徒歩圏内

営業時間は季節によって異なり、3月16日から11月15日までは10時30分から19時まで、11月16日から3月15日までは10時30分から18時までとなっていました。

閉館後の生き物たちはどうなったのか

各地の施設へ移籍した魚たち

東京タワー水族館の閉館に際して、多くの方が心配されたのは展示されていた生き物たちのその後でした。約5万匹もの魚たちは、閉館後にどうなったのでしょうか。

結論として、かつて東京タワー水族館にいた生き物たちは、各地の水族館や関連施設に引き取られました。すべての生き物が無事に新しい環境へ移動できたことは、閉館を惜しむファンにとって安心できる知らせでした。

公式ブログでのその後の報告

東京タワー水族館の公式ブログでは、閉館後も生き物たちのその後について報告が行われていました。どの魚がどの施設に移籍したのか、新しい環境で元気に過ごしているのかといった情報が発信され、かつての来館者たちに喜ばれました。

このような丁寧な対応は、40年間にわたって魚たちを大切に飼育してきた水族館のスタッフの方々の愛情が感じられるものでした。

現在の東京タワー周辺で楽しめる観光スポット

東京タワー展望台の魅力

水族館は閉館しましたが、東京タワー自体は現在も東京を代表する観光スポットとして多くの人々を迎えています。高さ333メートルを誇る東京タワーの展望台からは、東京の街並みを一望することができます。

メインデッキ(150メートル)とトップデッキ(250メートル)の2つの展望フロアがあり、昼間の景色はもちろん、夜景を楽しむデートスポットとしても人気があります。特に夕暮れ時から夜にかけてのライトアップされた東京の街並みは、訪れる価値のある美しさです。

フットタウンでのショッピングとグルメ

東京タワーの足元に広がるフットタウンには、お土産店やレストラン、カフェが軒を連ねています。東京タワーのオリジナルグッズを購入したり、展望台に上る前後に食事を楽しんだりすることができます。

家族連れや子連れの観光客にとっても、フットタウンは楽しめるスポットです。室内施設のため、雨の日の観光にも適しています。

芝公園と増上寺の散策

東京タワー周辺には、歴史と自然を感じられるスポットが点在しています。

芝公園は、東京タワーのすぐ隣に広がる都内有数の公園です。広々とした芝生の上から見上げる東京タワーは、SNSでも人気の撮影スポットとなっています。春には桜、秋には紅葉と、四季折々の景色を楽しむことができます。

増上寺は、徳川将軍家の菩提寺として知られる由緒ある寺院です。東京タワーを背景にした増上寺の風景は、東京を代表する景観のひとつとして多くの観光客が訪れます。歴史好きの方には特におすすめのスポットです。

東京タワー水族館の代わりに訪れたい都内の水族館

マクセル アクアパーク品川

東京タワーから比較的近い場所にある水族館として、マクセル アクアパーク品川がおすすめです。品川駅から徒歩約2分という好立地にあり、東京タワー観光と組み合わせやすい施設です。

アクアパーク品川の特徴は、最新のテクノロジーを駆使した幻想的な展示空間です。特にイルカショーは、音と光の演出が織りなすエンターテインメント性の高いパフォーマンスとして高い評価を得ています。デートスポットとしても人気があります。

すみだ水族館

東京スカイツリーの足元にあるすみだ水族館も、都内観光で訪れたい水族館のひとつです。東京タワーと東京スカイツリーの両方を一日で巡るプランを立てる方にとっては、効率的に楽しめるスポットとなります。

すみだ水族館は、ペンギンやオットセイの展示が充実しているほか、クラゲの幻想的な展示も見どころです。屋内施設のため、天候を気にせず楽しむことができます。

サンシャイン水族館

池袋のサンシャインシティ内にあるサンシャイン水族館は、「天空のオアシス」をコンセプトにしたユニークな水族館です。ビルの屋上にある水族館というロケーションを活かした、空を飛ぶように泳ぐペンギンの展示が話題を集めています。

都心にいながら様々な海の生き物に出会える施設として、家族連れからカップルまで幅広い層に支持されています。

葛西臨海水族園

より本格的な水族館体験を求める方には、葛西臨海水族園がおすすめです。東京都が運営する公立の水族館で、入園料が大人700円と非常にリーズナブルでありながら、充実した展示内容を誇ります。

マグロの群泳が見られる大水槽は、葛西臨海水族園の代名詞とも言える展示です。世界の海の生き物を幅広く展示しており、東京タワー水族館のように多様な魚を観察したい方にも満足いただける施設です。

しながわ水族館

品川区民公園内にあるしながわ水族館は、落ち着いた雰囲気の中で海の生き物と触れ合える施設です。イルカやアシカのショーも開催されており、子連れファミリーに特に人気があります。

東京タワーからは電車で20分程度の距離にあり、半日観光のプランに組み込みやすい立地です。

東京タワー水族館を懐かしむ人々の声

SNSで語られる思い出

東京タワー水族館の閉館から数年が経った現在でも、SNS上ではかつての水族館を懐かしむ声が多く見られます。

子供の頃に家族で訪れた思い出、修学旅行や遠足で立ち寄った記憶、デートで偶然見つけた穴場スポットとしての思い出など、様々なエピソードが語られています。

「派手ではないけれど、静かに魚を眺められる場所だった」「昭和レトロな雰囲気が好きだった」「BGMが印象的で、今でも覚えている」といった声は、東京タワー水族館が多くの人々の記憶に残る特別な場所であったことを物語っています。

マニアに愛された専門的な展示

東京タワー水族館は、観賞魚マニアや熱帯魚愛好家からも高く評価されていました。大型水族館では見られないような珍しい種類の魚が展示されていることがあり、わざわざ足を運ぶファンも少なくありませんでした。

生息地別に分類された展示方法は、魚の生態について学びたい方にとって非常に分かりやすいものでした。各地域の環境に合わせた水槽の設計や、その地域特有の魚種の選定など、専門的な知識に基づいた展示が行われていました。

まとめ:東京タワー水族館の記憶を胸に新たな観光を

東京タワー水族館は2018年9月30日に閉館し、40年の歴史に幕を下ろしました。東京スカイツリーの開業による来場者数の減少と経営難が主な理由であり、現在は東京タワーを訪れてもその姿を見ることはできません。

しかし、約900種類5万匹もの観賞魚を生息地別に展示し、各コーナーで異なるBGMを流すという独自のスタイルは、多くの来館者の記憶に深く刻まれています。閉館後、生き物たちは各地の施設に引き取られ、新しい環境で元気に過ごしていることも、ファンにとっては嬉しい知らせでした。

現在の東京タワー周辺では、展望台からの絶景、フットタウンでのショッピングとグルメ、芝公園や増上寺の散策など、様々な楽しみ方ができます。また、マクセル アクアパーク品川、すみだ水族館、サンシャイン水族館、葛西臨海水族園、しながわ水族館など、都内には魅力的な水族館が数多く存在しています。

東京タワー水族館という場所は失われましたが、その思い出は訪れた人々の心の中に生き続けています。東京観光の際には、かつての水族館を懐かしみながら、現在の東京タワーや周辺スポット、そして新たな水族館を訪れてみてはいかがでしょうか。

東京という街は常に変化し続けています。失われた場所を惜しみつつも、新しい魅力を発見する旅は、きっと素敵な体験となることでしょう。東京タワーを見上げながら、40年間この地で泳いでいた魚たちのことを思い出してみてください。そして、現在の東京が持つ新たな魅力を、ぜひご自身の目で確かめていただければ幸いです。